ジンジャー精油

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身体を温める食材としてなじみ深いショウガの精油
 
(原産)
ジンジャーは他の香辛料にも使われる植物と同様、東南アジアが原産の多年草植物です。アシのような細長い茎をまっすぐ伸ばし、白または黄色の小さな花を咲かせます。草丈は60~120cm程で葉の下に太い根茎があり、この根の部分が利用されます。
学名となっている「Zingiber」はインドのジンギ地方(Ging)に由来しており、現在でもジンギ地方では、食べ過ぎた後などにショウガ茶を飲む習慣があるそうです。

日本への伝来は2~3世紀ごろと言われていますが、中世にはジンジャーは「香の道」を通ってヨーロッパに広まり、大航海時代にはスペイン人により南米にも移植されていきました。現在は西インド諸島やアフリカなどの熱帯地域で盛んに栽培されています。

(特徴)
世界中の暖かい地域で栽培されており、非常に生産量が多く、種類も1000種類以上あるといわれていますが、産地によって香りの印象が少し異なります。
ジンジャーのエッセンシャルオイルは、乾燥した生姜(ショウガ)の根茎25kgから約1kgが抽出されます。
蒸留直後はやや緑がかった薄い黄色をしていますが、時間が経つにしたがって色味を増し、美しい琥珀色に変化していきます。
オーストラリア産やインド産は辛さやスパイス感が強いレモンのような香りがあり、アフリカ産は土のような香りが強め、ジャマイカ産は繊細で甘い香りがとても良いとされています。
そして日本や中国産のジンジャーは、辛みがさほど強くなく、マイルドな香りなので万人向けと言えるでしょう。

(薬用・食用としてのショウガ)
生姜(ショウガ)と聞くと、冷え性改善や料理のスパイスを思い浮かべる方も多いことでしょう。
昔から生姜を食べると病気になりにくく、長生きホルモンが出ると言われ薬の代わりとしても人々の生活をサポートしてきました。また口から摂取するだけでなく、風邪などの喉の痛みのある際に生姜の温湿布をのどに塗布した経験がある方もおられると思います。
海外でも同様で、中国では痰を切り、心臓の強壮に役立つとされ、中国最古の薬物学書「神農本草経」に登場したり、名前の由来となったとインドのジンギ地方では、現在もジンジャーティーを飲んで、おなかの調子を整える習慣があるようです。
また、セネガルでは催淫特性があると考えられており、ジンジャーの根茎でベルトを編んで、男性の腰に巻く風習がありました。
現在でも男性用化粧水や香水の原料に利用されることがあり、これも催淫特性と関係がある言われています。

特徴のまとめ
名前ジンジャー
(Ginger)
学名Zingiber officinalis
科名ショウガ科
抽出部位・方法根茎・水蒸気蒸留法
ノートミドルノート
香り温かさがあるスパイシー系の香り
利用法アロマテラピーとヨガを賢く使う
禁忌敏感肌や炎症がある場合は慎重にし、妊娠初期の使用は避けた方がよい精油

 

 エッセンシャルオイルの効果・効能

血液循環を促進し身体の温めるため、冷え症の改善や風邪などによる悪寒や疲労時の症状緩和におすすめのオイルです。
その他にも消化器系に効果的で、食欲不振や消化不良時の整腸作用や慢性的な腰痛、肩こりにも良いとされています。

Kokoro(心)

ピリッとした香りのジンジャーの主成分、「α-ジンジベレン」には、感覚を鋭敏に刺激してくれる作用があり、勉強や仕事の能率を上げたいときなど記憶力を発揮したい時や集中したい時などに役立つといわれています。
また心身を温める作用があると言われており、疲れた気持ちや活力がなくなってしまった時、あともう一押しが欲しいという時などには、エネルギーを養い、また頑張る気力と行動する力を与えてくれる香りです。

Karada(体)

{消化器}
α-ジンジベレンには胃液の分泌を良くし、食欲増進、消化を促進してくれる働きがあるので、食欲不振時や乗り物酔いや二日酔い、胃腸炎など、胃腸の働きを整えたいときによいとされています。また小腸や大腸の働きも整えてくれるので、下痢や消化不良、腹部ガス、便秘などの症状改善も期待できます。

{身体}
血行を促進し、身体を温め、発汗を促したりする作用は末端冷え性などの身体の冷えを改善する効果も期待できます。
また温め作用や鎮痛作用、抗炎症作用とで、生理痛、筋肉痛、関節痛、肩こり・腰痛、リウマチなどさまざまな痛みを和らげる効果が期待できます。
その他、媚薬としての効果もあり、ED改善にも良いとされています。

{風邪}
血流をよくして身体を温めるので発汗を促し、免疫力を高める作用があり、また鼻水やのどの痛みも抑えてくれることから
風邪のひき始めなどにも良いとされています。

OHADA(肌)

食用のジンジャーと同様、血行をよくして身体を温めるはたらきがあることから、新陳代謝をよくしてくれくすみ肌やターンオーバーの乱れといった血流の不調からくる肌トラブルを改善、顔などの血色をよくしてくれます。また血流改善の点からも頭皮が固くなることが原因で起こりうる抜け毛対策にも期待できます。
その他にも、湿布などの民間療法に使用されることもあり、打ち身などの跡の治りをよくする作用であったり、抗菌作用によりニキビや皮膚炎、傷、ただれなどの症状緩和に役立つとも言われております。
(肌への刺激が強いため、特に敏感肌の方は注意してください)

禁忌

(禁忌)
妊娠初期の方は使用を避けてください。
皮膚刺激があるので、ねんざや打撲、けがの直後、炎症の起きている肌、敏感肌の方は使用方法や使用量などに注意しましょう。
また上記に当たらない場合でも、皮膚刺激が強いため、低濃度(1%以下)で使用することが望ましいでしょう。

※アロマテラピーは医療ではありません。天然の香りは心身の健康に良い作用をもたらすと認められていますが、不調改善を保証するものではありません。
事故やトラブルに関して責任を負いかねますので、あくまでも自己責任にてご使用をお願いいたします。持病をお持ちの方、妊娠中の方、お子様に使用する場合や、その他使用に不安のある方は、専門家や専門医に相談することをお勧めいたします。
 ジンジャーを使ったおすすめの利用法

フットバス(足湯)

寒い季節には足先や指先が冷えるという方にオススメ
特に寒い冬は血管が収縮するため血流が悪くなり、心臓から送り出される温かい血液が体の隅々の毛細血管まで届きにくくなる末端冷え性に悩まされる方も。さらに冷えがひどい場合には痛みさえ感じることもあります。

「冷えは万病のもと」といわれますが、実際に体が冷えることで、疲労感や生活習慣病などの様々な不調を起こす原因となったり、免疫力を低下させてしまったりと良くない循環が起きてしまうことにもつながりかねません。
そこでジンジャーの力を使って冷えやむくみには「足浴」がおすすめ。

 
【準備するもの】

  • (精油)ジンジャー1滴
  • (精油)スイートオレンジ1滴
  • ホホバオイル5ml
  • 両足が入るほどの大きめの洗面器

 

 

洗面器に体温よりも少し暖かい目のお湯(38度~42度程度)をくるぶしくらいの高さまで入れ、10分を目安に足をあたためてあげるのがお勧めです。

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  • コンフリー・・・葉にビタミンB12やタンパク質を多く含む植物
  • ジンジャー・・・温感を高めるバーブです

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